フレンチレストラン コム シェ ミッシェル

お久しぶりです。今回は2009年4月29日にオープンした、フレンチレストラン コム シェ ミッシェル(comme chez michel)のご紹介です。

前回オープンしたレストラン ラ・ターブル・オ・ジャポンの迎さんからのご紹介で、またまたフレンチのお店です。
オーナーシェフの大川さんはパリで5年修行され、そのうち3年を「chez michel」の味にほれ込んで働かれた経歴の持ち主。ということで、今回の第一のご希望は、とにかくパリのビストロにして欲しいとの事でした。そこで、パリのお店の写真が載っている本を何度も見て、最後には内装を見るだけで店名が分かるくらい研究しました。パリのビストロは大勢のお客さんでにぎわい、むかしから親しまれている食堂と言った雰囲気です。今回の内装工事では、そういった食堂をイメージし、外装や内装の素材に極力新建材を使わず、ペンキで何層も塗り重ねられたような古い伝統的なビストロにしました。


床は絶対タイルにしてください、とのご要望でした。たしかにパリの店は白と黒のチェック柄から、きれいな模様の入ったタイルなどが多いようです。しかし、日本の製品ではなかなか味わいのあるものが少なく、シンプルなタイルの組み合わせで何とかデザイン出来ないかと思い、サンプルをたくさんとってコンピューター上でシミュレーション。予算とのバランスを考えながら、最終的にはタイルとフローリングを組み合わせることにしました。

ベンチソファーと椅子の張り地は村上椅子さんにお願いしました。ベンチソファーの方には、ステッチを入れてもらいました。椅子の方は既製品でしたが、こんなこともして頂きました。

照明はフランスのシェミッシェルと同じようなブラケットを探していたのですが、なかなか条件に合うものがなく、既製品とアンティークを混ぜて、シェードを同じものにすることによって統一感を出しました。

そして2階は、8席の小さな部屋ですが、1階とは違ったフランスの田舎風の内装にして落ち着いた感じにしました。

ビストロと言うと大衆食堂のような所ですが、今パリでは、ホテルや星の付いたレストランで修行をしたシェフが、ビストロを開くということが多くガッツリしていて旨い!と言う店が大変流行っているそうです。そういった店で修行された大川シェフのコム シェ ミッシェルも、バター、生クリーム、塩分は控えめでブイヨンでしっかり味付けされた料理は、胃にもたれずあっさりしていて何度も食べたくなる味です。デザートもフランス時代に修行されており、どれもおいしかったです。ドリンクはカフェ工船のコーヒーとエスプレッソ、ムレスナティーハウスのフレーバーティーと最後まで、おいしく満足できます。

皆さんも是非行ってみて下さい。



フレンチレストラン コム シェ ミッシェル

京都市中京区柳馬場通御池下る柳八幡町80番1
http://www.commechezmichel.com/


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